DIYで小規模な部屋を防音対策する方法を、
実践した例をもとに紹介しています。
本記事では、遮音シートの施工の実際を取り上げます。
防音対策の中で、最も大変だったのが、この遮音シート張りと、この後のPB下地材取付です。
このゴム状の遮音シートを張ると、下地が見えなくなるのでやりにくいのですが、
「下地の寸法を出しておくこと」
「コンセント位置をあらかじめ切り込んでおくこと」
など、ポイントを抑えれば失敗しにくいと思うので、参考にしていただけたらと思います。
遮音シートの施工
遮音シートは重い
壁と天井のグラスウール(吸音と断熱)、防湿シート(壁体内への湿気の侵入を防ぐ)の施工が終わったところで、この上に、遮音シートを張っていきます。
梱包時はロール状。どしり、と重いので、一人で持ち上げてずるずる引きずりながら運ぶのがやっとです。
広げるとこのようなゴムシートです。
遮音シートへの墨出し

遮音シートには、あらかじめ、止め付けるときの地材位置の墨出しと、コンセントボックスの穴あけを行っておきます。
工房の場合は、既存の下地位置が壁ごとにバラバラだったので、図のように全ての高さと離れ寸法を測り、シートをカットする大きさと開口位置を作図してから墨を出します。

墨出しでは、4歳児もおじいちゃんのお手伝いをしています。
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コンセントボックスの開口は、「電工職人用水平器」とサイズが同じなので、これそのものを定規にしていました。なるほど
壁に遮音シートを張る
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遮音シートをたるまないよう気を付けて伸ばしながら張っていきます。
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足の長いタッカーで止めていきますが、入隅部は浮きやすいのでばか棒で抑えながら施工しています。

どんどん張っていきます。
コンセント回り

コンセントにちょうど遮音シートの開口が合いました。
新築であれば、シートを張ってから、コンセント位置を切り込んでいくのですが、こういった細かな部分が改修の少し手間のかかる部分です。

壁全体を、張り終わりました。
遮音シートはシックなグレーなので、ロゴさえなければ、この上に石こうボード等を張らずに、このままの内装仕上げもありそうだなと思います。
天井に遮音シートを張る

天井は見上げでの施工になるので、タッカーを打ち込むも、うまく入ってゆかず、やり直すこともしばしばでした。
タッカーの足の長さを壁より長いものに変えた箇所もありました。
石膏ボード下地の施工
遮音シートの上に内装下地材を取り付ける

遮音シートにより防音のための素地ができました。
つぎに、この上に、内装用石膏ボードを張るための下地を施工していきます。
このとき、遮音シートの表面に墨出しをした線を頼りに、躯体と同じ位置に下地材を止め付けていきます。
下地を長手方向は1820mm以下、短辺方向は455mm以下の間隔で設置します。
出隅・入隅・開口部まわり

出隅、入隅はボードが止めつけられるよう、横並びにダブルで下地を入れます。

サッシ周りも、上下左右にしっかり下地を入れます。

下地材を全て取り付け、この上に石こうボードを張ることができる状態になりました。
このあと、壁・天井は石こうボード張りと内装仕上げ、窓は単板ガラスの内窓を取り付け、工房の防音対策工事が無事完了しました。














