学校や職場から配られたプリント、お店のレシートクーポン、手書きの付箋…などなど
テーブルや机まわり、かばんの中にちらばっていませんか?
ペーパーレスで紙類は以前に比べて大分少なくはなりましたが、それでもゼロにはなりません。
おうちの中で少しでも空いている壁があれば、ホワイトボードウォールにすることで、ごちゃごちゃがすっきりに改善できます。
ホワイトボードは磁石のつくタイプとつかないタイプがあるので、磁石のつくタイプを選びましょう。
家のあちこちにちらばりがちな紙を1か所にまとめてクリップしておくことができるし、思いついたときに直接壁にメモを残すことができて大変便利です。
この記事では、DIYでホワイトボードウォールを作るプロセスを紹介します。
厚さ1mmにも満たない「ホワイトボードシート」を平らな壁に貼る。
基本はこれだけです。
ただし、表面がつるつるした壁ばかりではないでしょう。
わが家でホワイトボードウォールにしたいと思った壁も、ざらざらしていてホワイトボードシートをそのまま貼れるものではなかったので、あらかじめ下地を作る必要がありました。
小角材で下地を組み、ベニヤを貼り、表面を平らにしてホワイトボードシートを貼るまでの手順と、使ってみてよかった点をまとめました。
ホワイトボードシートを貼るための下地を作る
前提として…壁が平らではなくざらついている場合

ホワイトボードシートを貼るためには、壁が平らでつるつるしている必要があります。
ペンで何かを書こうとするときに、ガタガタしていたり、ザラザラしていたら、せっかくの機能が台無しですよね。
なので、壁が平らではなくてざらついている場合は、平らにしていきます。
「うちの壁は、つるつるしてるからこのまま貼れそうだよ」
という方は読み飛ばしてください。
わが家の場合は、表面がざらざらした砂壁で、指で触るとぽろぽろと砂が落ちてきてしまうような壁だったので、まずは下地を作るところからスタートしました。
「壁の表面を接着剤やシーラーでガチガチに固めてしまう」という方法もあると思いますが、
ここでは、図のように壁の上に新しく下地を組んでいく方法を紹介します。
ざっくり全体の流れとしては、
①砂壁はやわらかく、ビスの止め付けはできないので、その下にある「間柱」(縦方向の下地)または「胴縁」(横方向の下地)を探す
②間柱または胴縁に下地材を止めつける
③下地材の上にベニヤなど、平らな板材を止めつける
④板材と板材のすき間、ビス穴など、くぼんでいるところを目地材で埋めて平らにする
このようになります。
手ごろな下地材を選ぶ

下地材は、ホームセンターに行って、「手ごろに求めやすい小角材」を探して、断面が30mm×40mmの野縁材(又は垂木材)にしました。
24mm×48mmのサン木や、20mm×40mmの胴縁材も断面寸法が使いやすそうでしたが、価格や長さが合いませんでした。
扱っている種類やコスパのよい製品の規格はお店によって違いがありますので、お手頃で他の用途にも使いやすいものを選ぶとよいと思います。
ちなみに、このように下地材を組むのではなく、合板を壁の中の下地の位置に合うようにカットしたものを直接張る方法もあります。
下地を組む

さきほどの下地材を作成する壁の寸法にあわせてカットして、壁にビスで取り付けます。
この壁の場合、最初に柱間に横方向に材を渡して、柱の側面に対して下地材をナナメからビスで止めました。
その後に縦の材を横材と横材の間に入れています。

この上に張る平らな板が止付けやすい位置に、下地を組んでいきます。
下地の間隔が小さいと、壁がべこべこしてしまうので、45cm以下くらいの間隔を意識しています。
平らな板を張る

さきほど組んだ下地の上に、厚さ4mmほどのベニヤ板をビス止めしていきます。
ビスまわりを灯りで照らすタイプのインパクトドライバーは作業しやすく、5才の息子も使いやすそうでした。

ベニヤを張る際に、スイッチなど障害物がある場合は、その分を欠きこみしておきます。
ビス頭を出さずにきれいに仕上げるポイント

ビスを止め付けるときには、皿取りドリルビットであらかじめ座彫りをしておくことがポイントです。
そうすることで、ビスを止付けたときに表面からビス頭が出なくなり、そのあとくぼみを埋めることで表面をきれいに平らに仕上げることができます。
皿取りビットで下処理をせずにそのままビスを止めつけると、表面からビス頭が飛び出して、のちに薄いホワイトボードを貼った時にでこぼこしてしまいます。
私自身、最初は「ひと手間増えるし、ビットも高いから省略しようかな」とも思ったのですが、使ってみるとやはり仕上がりがきれいだし、棚制作など他のDIYにも役立つので、ひと手間かける効果はあると思います。
後述の道具リストにもメモしておきます。

既存の柱と新しく組んだ下地材の上に、4枚のベニヤ板を張りました。
このベニヤはたまたま自宅に在庫があったものを使用しました。
凹みを埋めて平らな表面をつくる

下地づくりの仕上げとして、板から少しへこんだビス頭、板と板とのつなぎ目のすき間の部分をコーキングなどで埋めて、表面を平らにします。

コーキングを幅の細めのヘラでなじませていきます。
ホワイトボードシートを貼る
丸まったシートを平らにのばす

ホワイトボードシートは、ロール状になっているので、まずは広げて平らにします。

床の上に広げて、両端を脚立とクッションで「重し」をかけてしばらく置きました。
貼る場所の大きさに合わせて切る

ホワイトボードシートは薄いので、カッターやハサミで簡単に切ることができます。
カッターと定規を使って切りました。
定規はアルミ製の長いものが傷付きにくく、使いやすいです。
借り合わせ後、シートを壁に粘着させる

貼る予定の場所に大きさを借り合わせします。
私はどうせなら大きめのスペースにしたかったので、90×180cmのものにしました。
一人でなんとか貼りたかったのですが、このくらいの大きさになると、一人ではなかなかまっすぐ貼れそうにありません。
大人2人で両端をおさえながら、裏面の粘着テープをゆっくりはなしながらベニヤ板に貼り付けました。
これで完成です。
ホワイトボードウォールにしてよかったこと
わが家の使い方、使ってみてよかったことをまとめます。
描くことが好きになる

白いスペースがあると、用はなくても、何か描きたくなります。
息子もお絵描きが好きでA3の紙に毎日お絵描きをしていましたが、ホワイトボードができてからは大きなキャンバスにたくさんお絵描きができてますます描くことが好きになったようです。

お友達が来た時も2人同時にお絵描きできます。
二人とも、もう壁しか見ていません。
机まわりがごちゃつかない

以前は、点検の案内やプリントといった紙をばらばらにおいてどこに置いたかわからなくなりがちでした。
ホワイトボードウォールにマグネットで貼って1か所にまとめておくことで、机まわりにペーパー類を置きっぱなしにしておくことが減り、部屋がすっきりしました。
タスク管理がしやすくなった

子どもが学校に行くようになると、
朝は「もう起きる時間だよ」「顔洗ったの?」「はみがきは?」、
帰宅後は「手洗い、うがいした?」「明日の準備は終わったの?」「宿題は?」と
「あれ?毎日毎日同じことを言い続けている…」ということに気が付きました。
たくさんの小さいことを口頭でやりとりすのは、親も子供も、どちらもしんどいんです。
だから、あるとき紙にタスクを書いてホワイトボードに貼っておき、
「できたことはマグネットを貼る」「できたらおやつゲット」
という仕組みにしてみました。
これまでにも、子供自ら紙に書き出して壁に貼っておき、それを見ながらチェックする、ということはしてはいました。
ですが、内容がざっくりしていたことと、どこまでやったか達成度をチェックしにくかったこともあって、なかなか定着せず結局声がけしてしまう、ということを繰り返していました。
この「マグネットでチェック方式」にしてからは、マグネットをぽんぽんと置いていくだけなので、子供が自分で達成度を自分で把握しやすくなり、おやつももらえます。
親も「全部チェックできたら教えてね」のひと言で済み、しかることも減って、前より気持ちに余裕も持てるようになりました。
このように、タスクと達成度が見える化できていい習慣づくりができたことがよかったことだなと思います。
道具リスト
ホワイトボードウォールを作るときに実際に使用した主な道具を紹介します。
ホワイトボードシート

Tenfa ホワイトボード シート 大判 マグネット対応 軽量 黑板 書きやすくて消しやすい 自由に裁断 リモートワーク ・在宅勤務・オフィス・会議室・学校・こどもよう対応 90*180cm(シートだけ)
マグネット対応と、つかないものと2パターンあるので、マグネットも使いたい場合は対応かどうか確認したほうがよいと思います。
厚さは厚いほど磁石の力が強くなると思いますが、私が使ったこのシートの場合、紙1枚を100円ショップで購入したマグネットでとめつける分には十分でした。
ホワイトボードマーカーで描いてから1か月くらい放置してしまった文字も消すことができました。
インパクトドライバ

マキタ インパクトドライバMTD001(ライト型14.4Vバッテリ使用) 1.5Ahバッテリ2本・充電器付ケース付 MTD001DSX
私が使用しているのはこの14.4Vのバッテリ使用タイプで、使用時にライトがつくものです。
ドライバーはもっと安いもの、プロ用のもっと高いものもいろいろあり、電圧など機能に違いがあります。
木工をしている父が、「DIYにはこれくらいがちょうどいい塩梅」とおすすめしてくれたモデルにして、実際使いやすくちょうどよかったです。
皿取りドリルビット

スターエム 58S-3080 皿取錐 3×8
ビス穴をあらかじめ座彫りしておくためのビットです。
色々な大きさのセットものもありますが、DIYではそんなに種類を使い分けないのでこれひとつで十分でした。
コーキング

壁紙 施工道具 ジョイントコークA ■ホワイト Z3K ##
このジョイントコークは塗装の下地処理で余ったものを使いましたが、平らにできるものであれば、大きな差はないのではないかと個人的には思います。
