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DIYで棚をつくる(余った材料を再利用。3パターンを紹介)

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棚づくりはかんたんかつ手ごろに収納が増やせるので、
コスパの高いDIYです。
この記事では、自宅で実際につくった事例をもとに、
DIYで棚を作る方法として次の3つを紹介します。
1.置き家具として棚をつくる
2.壁の表面に棚をつくる
3.仕上げを取り払った壁の柱間に棚をつくる

コンセプトは2つ。
・お金をかけない(材料をむだなく使う)
・収納力アップ(空間をむだなく使う)

自宅のリフォーム中だったので、
他の作業で余った部材(そのままだと捨てるもの)をできるだけ再利用しました。
そのため大きさが不ぞろいだったりしますが、
かえっておもしろい作りになったと思います。
空いているスペースや壁があれば、
どんどん収納にした、という感じです。

目次

置き家具として棚をつくる(古い建具をリメイク)

古い建具を再利用する

制作するのは、この置くタイプのシンプルな棚2つです。
出窓でくぼんだスペースがもったいないのでそこにはまる収納を設けます。
この棚の骨組みとなる両側の板(垂直方向)は、古い建具をリメイクしました。
棚板(水平方向)は、工事で余った合板の端材です。
棚受は下地材の余りを再利用
足りない分は、L型金物の余りを使いました。
塗装も壁等に使用した余りですので、
この棚を作るために新たに購入したものは何もありません。

垂直方向の材料にリメイクしたのはこちらの建具。
リフォームで間取りを変えたときに使わなくなったものです。
この建具をカットして、棚板を取り出すことにします。

建具の中には、20~30センチの間隔で骨組みとなる木材が入っているはずです。
この骨組みを生かすように棚板材を取り出そうと思います。
そこでまず、建具の表面の紙をはがしたら、レーザーを使って骨組みの ”あたり” をつけます。

下地の木を切らないように、建具を丸のこでカットします。
丸のこ定規を建具と垂直にあて、
クランプで動かないように固定しています。

しかし、切ってみると、建具の断面は想像以上にすかすかでした。
下地は、80cmくらいの建具幅の両側にしか入っていません。

1枚の建具から、4枚の棚板を採取しました。
棚板は、木の下地が四方に入り、その両面は薄いベニヤです。

棚の組み立て(建具と合板の再利用材で)

先ほど古建具から採取した4枚の棚板を、2枚ずつ垂直方向の側板として使用し、
2個の棚を作成します。
手前の棚の下方に見える丸い引手が、建具の名残を感じさせます。
棚板は、合板の余り材です。
棚受けは、下地材の余りと、L型金物の余りを使います。
棚受け材を、側板の下地のある部分にビスで取り付け、
その上に合板を載せます。

横幅は余った材料を無駄なく等分して採取できる寸法で、
たわみが生じにくいと感じる幅にしています。
棚板の高さは、A4のファイルを立てておける寸法を下から2段分確保し、
上方の棚は、全体がゆがまないようにするために設けています。

棚を塗装する

組み立てた棚に塗装します。
側板、棚板、小口をそれぞれ違う色で仕上げました。
種類の違う材料を用いているのがわからなくなりました。
デッドスペースになっている出窓部分に置いて使っています。

壁の表面に棚をつくる

キッチンと洗面カウンターの余り材を使う

砂壁のコーナー部分(左)を、収納棚にしていきます(右)。
これらの棚板もこのために新たに購入したものではなく、他の工事の余り材です。

こちらは、すでに完成済のキッチンカウンターと洗面カウンターです。
ホームセンターで材料を購入したものを大工さんに支給して制作してもらいました。
この余った材料(パイン集成材の厚さ30mmと25mm)が現場に残っていましたので、
それを棚板に活用することにしました。

棚の背面を白くする

集成材の木地色がすっきりきれいに見えるように、
背面を明るい白にしたいと思います。
塗料は、他の壁を塗装した残りのものを使い切りました。

材料を準備する

集成材は小さいものより長さのあるもののほうが割安だったので、
カウンターに必要な長さよりも明らかに大きめのものを購入していました。
余ったら棚にすればよいと思っていたからというのもあります。
残材とはいえ、写真のようにまとまった大きさがありました。
これをタテ・ヨコにカットして棚板材にします。

棚受け金物は、
「以前から(なぜか)持っていたもの」
「キッチンで使う予定で購入したけど計画を変えて使わなくなったために余ったもの」
「棚を作るために買い足したもの(汎用性の高い小さめのL型金物)」
が混じっているため、色や形、大きさがまちまちですが、気にしません

下地と棚板を取り付ける

既存の柱に木下地材(ツーバイ材や垂木材の余り)を長めのビスで固定し、
棚受け材を付けた後、棚板を載せます。
つかえる材料を使い切るように組んでいきます。
角はざっくり面取りします。

完成です。
本を置くと隠れる部分には大き目の金具を使い、
手前側には幅広のL型金物を用いました。
最後の余り材で作った奥行の浅い棚は
こけしが並ぶ飾り棚になりました。

シューズラックを作る

同じ手順で、玄関にシューズラックも作りました。
棚の材料はカラー合板の厚さ12mmです。
サブロク判(3尺×6尺)1枚で十分に材料がとれます。
シューズラックの合板は新たに購入し、
カット図を書いてホームセンターでカットしてもらいました。
カット代は1カット数十円です。
自分で合板を縦方向に切るのは手間がかかるので、
寸法が一律のものが複数ある場合であれば、
機械でカットしてもらったほうが早くてきれい、持ち帰りも楽ちんです。

材料の選び方と注意したほうがよいこと

棚板の厚さが12mmでは心もとないと思われるかもしれませんが、
靴のような軽いものを載せる棚としては、
合板をL型の棚受金物で受けるだけで十分でした。
カラー合板は、本来の用途は型枠用(屋外に使用)で、
屋内に使用することは想定していないものです。

我が家の場合はやや特殊で、
「築年数が古く隙間だらけでスカスカ(換気量多い)」
「使用面積が大きくない(工作レベル)」
「何十年も使うことを想定していない(2年後位に建て替え)」
といった理由があるので、気にしないで使うと割り切っていますが、あくまで自己責任です。
においも全くと言ってよいほど気になりません。

塗装をしないでもそのまま使えて水をはじくので、
手ごろに済ませたい場合は使いやすい材料だと思いますが、
環境を意識する場合は注意したほうがよいかもしれません。

玄関の壁にひっかける場所をたくさん作る

「棚」ではないのですが、収納を考えて作った玄関の壁も紹介します。
玄関って、ひっかけておきたいもの、山ほどありませんか?
我が家では、コート、帽子、傘、掃除用具、かばん、バドミントン、なわとび・・・
雨の日には、濡れた雨カッパをかけて乾かして置くので、
玄関がごちゃつきがちです。

そこで簡単にできるのが、壁に合板を横に渡して、ビスを等間隔に斜め打ち。
ひっかけスペースがたくさんできました。
上部は下地材を横に渡し、そこに合板をビス止めすると、長押(なげし)のようになります。
長押フックをかけると、いかにも長押です。
これは相当難易度が低いので、思い立ったらすぐできます。

仕上げを取り払った壁の柱間に棚をつくる

柱間収納を3つ紹介

最後に、壁の仕上げを取り払ってできた柱と柱の空間に棚を作った事例を3つ紹介します。

ひとつめは、
もともと「2間続きの和室」を仕切っていた砂壁仕上げを取り払ってできた柱間です。

ふたつめは、
「和室ー台所」を仕切っていた壁の表面を取り払ってできた柱間です。

三つめは、
洗面所の壁の表面を取り払ってできた柱間です。

作り方と注意したほうがよいこと

これらの柱間収納を作るには、
もともとあった壁の仕上げ材を解体して、
筋かい・貫・間柱は残した状態にしてから、
既存の構造材・下地材なりに棚板やボックス状のものを取り付けていきます。

解体を伴う柱間収納には、良い点と注意すべき点があります。
良い点は、
間仕切りがなくなることで「広さ感・開放感」がでる
収納力がアップする

注意すべき点は、
解体や間仕切りの改変を伴うリフォームは十分な調査検討が必要
断熱性が低い家の場合には、「暑さ・寒さ」が増す

ということです。
今回は、建築時の図面を見て、
該当の壁の面材が壁量計算に算入されていないことを確認
4分割法での計算を再現する形で存在壁量に余裕があることを確認
した上で壁の表面材を取り払いました。

自分で実践しておいていうのもなんですが、
内装解体を伴うリフォームを自身で行うのはあまりおすすめとは言い難いです。
それによって得られるメリットとデメリットをよく比較して慎重に判断したほうがよいと思います。

棚をアレンジする

間仕切りに作る棚は、「片方の部屋から使う」「両方の部屋から使う」「その組み合わせ」
というようにアレンジの自由度が高いです。
奥行は好みによりますが、私はあたかも壁のように、柱から飛び出ない奥行にしました。
棚の材料は、他の工事で余った合板類とL型金物です。
塗装でも、余った塗料を使いました。
5才のマルコメは、白だけを塗るとか地味な作業はやらないのに、
カラフルにしていいよ、というと積極的に塗りたがります。
仕上がりの色はこどもにおまかせしました。

こちらは筋交いや間柱の部分を切り欠いて、
横からすっぽりはめこめるように加工した棚板です。
L型金物はまず最初に棚板に固定しておいて、
後から構造体に止め付けます。
棚受け金物は先につけておいて後から棚板を載せるのが普通ですが、
板厚が薄いことや、せまくてインパクトドライバーを使いにくいなどがあり、
この形に落ち着きました。
切り欠きの加工は手のことカッターを使用しました。

まとめ

お金をかけない(材料をむだなく使う)
収納力アップ(空間をむだなく使う)

をコンセプトにして、

1.置き家具として棚をつくる
2.壁の表面に棚をつくる
3.仕上げを取り払った壁の柱間に棚をつくる

3つの棚づくりをご紹介しました。
3に行くほど難易度は高くなります。

新しく材料を購入しなくても、
身近にある使わない板状のもので棚にリメイクできるかもしれません。
やりかた次第で収納空間は手軽に作れます。
自由に棚づくりを楽しんでくださいね。

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この記事を書いた人

コンサルタント企業で働く建築士です。
小学3年生の男の子を育てているシングルマザー。
息子との日々の暮らしや、建築のことなどを綴っています。

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