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夏にエアコンが壊れた…買い替え時の必要なエアコン容量の考え方

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3.窓に内窓をつけた場合の必要暖房能力を試算

現状ではアルミサッシのペアガラスのサッシがついているのですが、家が北東向きで、冬における北側の結露が目立ち、窓面積が大きいことから窓まわりの冷え込みも気になります。
夏は朝以外の日射の入射は少ないものの、窓から伝わる熱が大きいことは実感されます。
断熱性能の向上のため、折をみて内窓をつけたいと考えているので、内窓をつけた場合に必要な暖房能力がどのくらい小さくなるのか気になったので試算してみることにしました。

計算すると、内窓をつけることにより、家全体の断熱性能はUA1.13から0.92まで向上します。
内窓追加後も省エネ基準は達成していませんが、計算が概算なので、断熱性能レベルとしては、おおむね新省エネ基準相当から省エネ基準相当に変わる、と考えることにしました。
このUA値からQ値と必要暖房能力を試算します。


現状の断熱性能だと必要暖房能力で8.0KWでしたが、複層ガラスの内窓をつけると、6.7~6.8KWになり、1.2KWほど少なくなります。
それにしてもガラスをLow-Eにしても能力算定上は大きくは変わらないのですね…
とはいえ、断熱性能や快適性への影響は大きいので、内窓をつけるならLow-Eで東側に面する窓は日射熱遮蔽型、北側に面する窓は日射熱取得型にするつもりです。
そのうち内窓をつける前提で、家全体で6.7KWくらい」と考えることにしました。

4.エアコン容量をシミュレーション

ようやくエアコン容量をシミュレーションする材料がそろいました。
「エアコン選定支援ツール」(電力中央研究所)
を見てみたいただくとわかるのですが、シミュレーションをするには住宅の断熱等級(省エネ基準/新省エネ基準/次世代省エネ基準/わからない)を選ぶ必要があり、これだけは前もってどの断熱等級を選ぶべきか用意しておいたほうがよいと思います。
そのほかの選択項目、地域や部屋の位置する階、向き、大きさ、設定する温度と使用する時間帯、エアコンを選ぶときの優先度についてはすぐにわかるか、感覚的に選ぶことができると思います。
私の家のリビングで条件を変えてシミュレーションしてみた結果と入力条件をまとめたものは次のとおりです。

ここで、断熱等級として現状の断熱等級レベルを新省エネ基準相当、内窓をつけると仮定しておおむね次世代省エネ基準相当になるとし、比較してみています。
運転時間は、平日に外で仕事の場合は朝晩のみですが、家で仕事をする日は日中連続運転になるため、両方の使い方で比較してみました。実際は毎日同じではないのでこの中間くらいの使い方なのですが、ツール上で細かく設定できないため、最後は感覚で判断します。

シミュレーションツールでは、各条件を入力すると、「総合点でのおすすめエアコン」として1~5位の容量を出してくれます。このほかに、「立ち上がり」「省CO2」「コスト」の項目でもおすすめの順位を見ることができます。また、「高機能機」「普及機」の別もありますが、私は高機能機を選ぶつもりだったので上表は高機能機での結果を記載しています。
「エアコンを選ぶ際の優先度」で優先した順番は悩ましいところですが、省コスト→省CO2→立ち上がり の順で2軸の選択を選びました。
暑さ寒さを感じた際にエアコンのスイッチを入れて、部屋が快適になるまでの間、部屋を片付けるなど快適性が気にならない他のことをしているため、私にとっては立ち上がり時間は3つの指標の中では優先度が落ちると思ったためです。
省C02であるにこしたことはありませんが、省コストであれば結果的に省CO2に寄与するだろうと思うこともあり、実感しやすいコストを最優先としました。

おすすめの結果をみると、間歇運転の場合は2.8KW。
平日日中の運転時間を長くすると、現状の断熱性能では4.0KWにあがり、断熱性を高めると2.5KWまで小さくなります。
現状の断熱性能のままで日中の滞在時間を長く設定すると4.0KW必要ですが、4.0KWは2.8KWに比べてAPFが下がるし、電源も200Vになってしまうので避けたいところです。
現状のエアコンが3.6KWなのも、100Vで使えるぎりぎりの大きさで(3.6KWは100Vタイプと200Vタイプがあります)、そこそこ容量に余裕をみたものだったのかもしれません(10年前に選んだ理由は忘れました…)。

なので、そう遅くない時期に内窓をつける予定と、使用時間を工夫することを念頭において、2.8KWの容量のものを探すことにしました。
これだけのことに、やたら苦戦しました…笑

なお、シミュレーションツールを活用する際のポイントについては、松尾さんの動画「計算せずに最適なエアコンの容量選定ができるサイトの使い方」で詳しく紹介されています。

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この記事を書いた人

コンサルタント企業で働く建築士です。
小学3年生の男の子を育てているシングルマザー。
息子との日々の暮らしや、建築のことなどを綴っています。

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